万年山(はねやま) 2008.5.25

週末は雨、けれども日曜日の午後から晴れるという予報。 ならば近く(大分県内)の山に登りに行くか!と、選んだ山は、玖珠町のシンボルで且つ、テーブルマウンテン(山頂の平らな山)として有名な、万年山(はねやま)である。今頃は、ミヤマキリシマが見頃らしい。 ということで、万年山の南、黒猪鹿(くろいが)から登ること決定。 大分自動車道の九重ICを降り、黒猪鹿登山口から九州自然歩道をしばらく車で進む。 9時40分、途中の工事現場の空き地に車を停め、そこから出発。 おしがお台あたりから、ミヤマキリシマの花が咲き始めている。 11時30分、タンタンと歩んで、山頂到着。標高 1140.2 m 。 山頂付近に、何やら人だかりがある。 万年山山開き 1. 山開きの神事 どうやら、万年山の山開きが始まるようだ。わたしも山開きの輪に加わる ^^ 神事が終わると、続いて玖珠町観光協会から挨拶など始まるが、途中で抜けて昼食の準備に ... MILK CURRY 2. MILK CURRY 山頂からは、くじゅう連山や阿蘇が望めるということだが、生憎の曇り空のため展望なし。残念だな〜 替わりに山頂近くにある、「万年山の由来」という案内板の文を紹介しとく。
万年山の由来
 万年山の地名は、つぎのような由来があります。
 大昔、樟(くすのき)の巨木を切った時、根元の土をはねあげてできたところから「刎(はね)山」と名付けられたということです。
 また、一説には、万年山の三文字をそれぞれ仮名で書けば「ん」と刎ねあげた音がでるので、山の名を「ハネ山」となづけたともいいます。
どちらの説もあまり、説得力ないね〜。 山頂は人が多く、また特にすることも無いので、ゆっくり山を下ることにする。万年山山頂付近に咲くミヤマキリシマは、笹のなかにポツリポツリと咲いており、群生地帯の豪華さはない。そこでマクロレンズで遊んでみる。 万年山のミヤマキリシマ 3. 万年山のミヤマキリシマ 4. ミヤマキリシマ 普通に撮っても面白くないので、水滴マクロで ^^ ツクバネウツギ 5. ツクバネウツギ しばらく山を降りるうち、待ちに待った青空が現れてきた。 テーブルマウンテン万年山 6. テーブルマウンテン 万年山の柱状節理 7. 柱状節理 山開きのとき玖珠町観光協会の方が言っていたが、昨年、万年山が日本の地質百選に選出されたそうだ。ちと、気になったので、帰宅してからネットで調べてみた。
日本の地質百選
地質学的にみた日本の貴重な自然資源を選定する百選。2007年5月の第一次選定では、83件が選定された。
万年山は、玖珠二重メサ(約100万年前の耶馬渓火砕流や50~60万年前の万年山溶岩が,平坦な頂面で二重のメサ地形をつくっている)として、選定されている。
九州では、阿蘇、雲仙、霧島、屋久島なども選定されている。
そういうことだったのか!見直したよ、万年山 ^^)/ 日本の地質百選に興味を持った人、下記サイトにアクセスしてみてください。 http://www.gupi.jp/geo100/ 今回、あれこれ、道草しながらの下山だったので、車を置いた場所に戻るまで、結局3時間もかかってしまった。登りは2時間弱しか、かからなかったのだが。 最後に。 花の写真もいろいろ撮ったけど、気に入ったのは、これ ↓ ヤマセリ 8. ヤマセリ 花蜘蛛 9. ヤマセリの花に潜む蜘蛛 ( E-3 + ZD 12-60 or Tamron 90mm Macro )

万年山