障子岳・古祖母山 2008.4.29
GWの山行、第三弾は、祖母山周辺の山でアケボノツツジ鑑賞登山ということに決めました。ついでに、九州百名山の障子岳(しょうじだけ)と古祖母山(ふるそぼさん)の2ピークを狙います。
今回の登る場所では全く土地勘がないので、早めに出発することにしました。午前2時30分前に大分を発ち、2時間強で高千穂町に辿り着きました。道の駅で、夜が明けるまでの僅かな時間で仮眠。
夜が明けてきたころ、親父山登山口に向かいます。登山地図やカーナビを頼りに、何とか四季見橋に到着。ここから、親父山林道を登り詰めたところに登山口があるはずが、少し進むと道路が激しく荒れているので、途中の空き地に駐車。
7時過ぎ、親父山登山口を出発。
谷沿いの道を、川を何度か渡りながら登っています。ところどころ、アケボノツツジが咲いているのが確認できますが、写真は下山時に撮ることにして、先ず、親父山の頂上を目指します。
途中で出合った60歳過ぎのおじさんと、しばらく山の話をしながら、途中まで一緒に歩くことになりました。彼は、まず障子岳まで登り、アケボノツツジが見事と聞いたので、帰りに黒岳に寄るそうです。
1. 親父山の山頂
親父山の山頂着。
山頂付近では、アケボノツツジは殆ど見かけませんでした。シャクナゲは、開花はまだ先の様で、蕾の数もすくないように見えました。
障子岳に向かう途中、親父山から少し下ったところに、星条旗を掲げた看板が ...
2.
米空軍B-29墜落の地
1945年8月30日朝、同日夜半にテニアン基地を飛び立ったB−29が濃霧と雨により障子岳の尾根に接触後、この北西方向200m地点に墜落炎上した。
福岡県内の炭鉱にあった連合国軍捕虜収容所へ救援物資を投下する任務により、飛行中で12名の搭乗員が全員殉職した。また、同じ8月7日に、この山系で当時の飛行65船体所属のハヤブサも墜落し1名の搭乗員が殉職した。(以降、省略)
看板の下には、プロペラの軸のようなものや、ジュラルミンの破片など、墜落した飛行機の部品が集められていました。
3.
30分ほどの歩きで、障子岳山頂に到着。
4. 障子岳
この日、天気はよかったのですが、稜線付近は空気が霞んでいてました。
5. 祖母山を望む
ここで、同行したおじさんに別れを告げて、古祖母山へ。復路は展望所の枝道で迷いやすいので、気をつけたほうがいい、というアドバイスを受け、ルートの様子を覚えながら、次の山頂を目指します。
障子岳から古祖母の間の尾根には5つの展望所があるが、往路は寄り道せずに古祖母を目指す。
6. 古祖母山の山頂
50分強で、古祖母山頂着。周囲は灌木で覆われ展望もあまりなく、味気ないところ。暫し休息の後、迷わない様に、来た道を戻ります。
第一展望所で、絶景を楽しみながら、昼食。空は霞み、尾根は新緑に乏しいせいもあってか、写真では迫力が伝わらない。(撮影者の力量不足とも思う)
7. 第一展望所の岩場に咲くマンサク
8. 第三展望所のオブジェ
9. 第五展望所より天狗岩を望む
障子岳を経て、親父山の下山の途中、アケボノツツジを見つけると、じっくりと鑑賞します。
10-13. アケボノツツジ
必ずしもコンディションは良くはありませんでしたが、それなりに、アケボノツツジを満喫できました ^^
13時50分、下山完了。道草した分、下山には時間がかかりました。
14. 竜ヶ岩の滝 ( E-420 + ZD 50-200 )
親父山登山口に至る林道から、立派な滝が見えました。今回は疲れていたので、遠くから見るだけにしておきました。
往路で一緒だったおじさんの話では、親父山は紅葉や霧氷も奇麗だそうですよ ^^
大分からは遠いのが難点ではありますが、お手軽の登山として、親父山と障子岳はお勧めします!
( E-420 + ZD 14-42, ZD 40-150 )