屋久島紀行 2008秋 (1) 縄文杉を訪ねる
迷走の台風13号が九州の南方を通過し、天気予報によれば暫く好天が続くということで、以前から計画していた屋久島行きを決行しました。
当初は、独りで島に渡り、山小屋泊まりで登山の予定でありました。九州最高峰である宮之浦岳のほか、黒味岳、モッチョム岳、愛子岳など、九州百名山の4つのピークが屋久島にあります。
しかし、諸事情により大幅な計画変更がなされ、父親と二人で民宿泊まりで島内観光することとなりました。メインイベントは、『元気なうちに縄文杉を見にいきたい』という父の我が侭を実現すること。
前日は荒川登山口に近い安房にある素泊り民宿に泊まり、当日は朝4時過ぎに宿を出発。途中で予約しておいた早朝弁当を受け取り、荒川登山口に到着したのは朝5時過ぎ。登山口前の駐車場は既に満杯だったので、林道の路肩に駐車しました。登山口からの出発は5時15分頃だったかな。まだ、夜明前なのでヘッドランプを灯し、トロッコ道を歩きます。
1-2. 線路は続くよ〜、ど〜こまでも、ポッポー♪
片道3時間のトロッコ道をひたすら歩きます。
三代杉の前で休憩。来た道を振り返ると、杉木立から光芒が射していました。
3.
まだまだ、トロッコ道は続きます。
4.
午前8時を過ぎた頃、単調なトロッコ道から大株歩道に入ります。ここからは急登が続きますが、階段等整備されています。
5. 翁杉
6. ウィルソン株
ウィルソン株には人だかりが出来てました。切り株の中の写真は帰りに撮りましょう。
さらに登って行くと、大王杉が現れます。
7. 大王杉
8. 大王杉 ( HDR合成 )
縄文杉が発見されるまでは、この大王杉が屋久島最古の杉と考えられていたそうです。個人的には、大王杉の方が好きかも。
午前10時30分頃、終に縄文杉に到着。少し離れて設置されている物見櫓から、縄文杉を眺めることができます。
9. 縄文杉 ( HDR合成 )
10. 縄文杉 ( HDR合成 )
今回、三脚なんかも背負ったきたのですが、見物人も多くて邪魔になりそうで、また疲れもピークに達し、面倒くさくなってきたので、結局は使わずじまい。手持ちで適当に撮って済ませました。
すこし先の休憩所近くでお昼のお弁当をいただいた後は、来た道を戻ります。
11. Wilson's ♡ ( HDR合成 )
復路では、ウィルソン株も空いていました。切り株の中に入って、お約束の写真をゲット!ミーハーだなぁ ^^;
そして再び、トロッコ道を3時間、歩いて戻ることになります。
12. トロッコ
朝にはなかったトロッコが、トロッコ道の支線にありました。かなり古めかしいですが、まだまだ現役の様です。
13. 安房川のエメラルドグリーンの淵
途中、安房川の畔に降りる小道があったので、寄り道してみました。登山靴を脱いで、火照った足を水に漬けて冷やしすと、超気持ちいー!真夏だったら、淵に飛び込んで泳いでいたでしょう。
この後も、トロッコ道を歩き続けて、無事に明るいうち、荒川登山口まで戻ることができました。のんびり歩いたので、往復10時間くらい掛かりました。