曇りのち晴れ、根子岳 2010.11.1

霧から現れた根子岳

1. 東峰ふきんより

根子岳に登ってきました。

ここは2年連続で登っていたので、今回は行かなくても良いかな〜と思っていたのですが、E-5 の実力を試すには丁度良いかもと決行となりました。天気予報によると、阿蘇地方は午前中は曇りだが、午後から晴れるということなので、わりと遅めに自宅を出発しました。大分県内の朝は申し分なく晴れていましたが、熊本県境までくると、阿蘇山の上に大きな雲の塊が聳えたっていました。

阿蘇の道の駅で暫く待機していましたが、意を決し雲に覆われた根子岳に突入することにしました。

いつもの様に、ヤカタガウド登山口からアプローチです。最初は霧だけでしたが、ゴルジュを抜けたあたりで小雨になってきました。レインウェアに着替えてガレ場を登り、オオヤマレンゲの林を抜けて、天狗峰の直下まで辿り着いたのが、午前10時過ぎでした。

そこで天狗のコルから下山するグループに遭遇。あまりに霧が濃いので、紅葉鑑賞は諦めたようです。行き先を問われたので、「昼過ぎから晴れる筈なので、東峰まで行ってみます」と答えました。

そうして霧の中、地獄谷に滑落しないよう細心の注意を払って、根子岳の東峰に向かいます。途中、誰にも出会わないので不安になってきました。11時過ぎ、東峰まで辿り着くと、10名くらい人がいて、ホッとしました。天気予報を信じて、霧が晴れるのをここで待つことにします。

根子岳の東峰より

2. 北側の斜面が見えてきた!

しだいに霧が途切れ始め、下界の阿蘇の町が見えてきました。

根子岳

3.

太陽の位置が逆光気味になってきたので、天狗のコルに戻ることにします。

天狗峰

4. ドラマチック 天狗峰

天狗のコルの絶壁から地獄谷を覗くのは、お約束ですね。

地獄というより、極楽浄土という感じのカラフルな紅葉に、谷底へと吸い込まれそうになります。

地獄谷

5. 天狗のコルから覗く、地獄谷

東峰

6. 大戸尾根の紅葉

根子岳の紅葉、今年もなかなか良いですね。霧雨の中、チャレンジした甲斐がありました。

ヤカタガウドを下ることにします。

ナナカマドとカエデ

7. ナナカマドとカエデ

オオヤマレンゲの林で、ふと見上げると、真っ赤な紅葉が眩しい!

ドラマチック 眼鏡岩

8. ヤカタガウドのシンボル、眼鏡岩をドラマチックに

鮮やかな紅葉と青空に大満足の根子岳登山となりました。

めでたし!

根子岳GPS

9. 根子岳の足跡

( 2010.11.1 ; 阿蘇 根子岳 ; E-5 + ZD 12-60 )