白岩山・向坂山 2010.4.29

前から興味のあった霧立越(きったちごし)のルートを歩いてみました。

大分から五ヶ瀬まで3時間以上かかるかなと思い、結構早めに自宅を出発したのですが、2時間40分ほどで目的である五ヶ瀬はインランドスキー場のあるカシバル峠に到着しました。う〜冬のように寒い。

午前8時頃、スキー場の駐車場に車を置いて登山口まで林道を歩いていったのですが、ゴボウ畑登山口にも駐車場があり、既に2〜3台の車がありました。登山口から暫くは、ウッドチップの敷き詰められた整備済みの歩き易い登山道になっています。しかし、鹿の食害から樹木や野草を守るためなのですが、登山道の横には延々とシカ除けネットが張られています。自然を満喫する分にはちょっと興醒めですね。

白岩山の山頂

1. 白岩山の山頂

山頂が白い岩の塊りなので、白岩山。

ここは、白岩山岩峰植物群落地として天然記念物に指定されています。石灰岩の地質に特有な植物がみられるようです。

また、貴重な植物が鹿に荒らされないように、山頂一帯が防護ネットで囲まれており、ドアを開け閉めして入場します。

山頂は風が強く寒いので、長居は無用です。山頂下を巡ってみると、あまり見たことのない野草がいろいろ見つかりました。少し時期がはやかったのか、花の咲いているのは少なかったです。

白岩山の野草

2. ナツトウダイ?

白岩山の野草

3. イワキンバイ?

白岩山の野草

4. ???

あとは、蕾をつけたヤマシャクヤクをたくさん見つけることができました。ヤマシャクヤクには毒があるので、鹿が食べないそうです。

さて、白岩山のサンクチュアリを抜け、水呑ノ頭の山頂を目指します。ここの南東斜面を下って行くと、公称10万本ものシャクナゲ大群生地があるのです。

霧立越のシャクナゲ

5. 水呑ノ頭のシャクナゲ群生

いちおう道がついているので、水呑ノ頭から高度を下げていくと、何ヵ所ものシャクナゲの群生がありました。ずっと目を凝らして探しましたが、シャクナゲの花はまだ咲いていません。しかし蕾をつけた枝もたくさんありましたので、GWの終盤から見頃になるのではないでしょうか。

水呑ノ頭から来た道を戻り、ついでに向坂山のピークを踏んでから、スキー場~林道経由で登山口まで戻りました。

白岩山は大変気に入ったので、お気に入りに登録して、リピートしたいと思います。

( E-3 + ZD 14-54 )