HDR 菊池渓谷 (2) モノノケェ〜〜の木

いつもの休憩場所にて。

川岸の倒れたブナ?、しぶとく葉を茂らせています。菊池渓谷に来る度、このアングルから撮影しています。

菊池渓谷 HDRサンプル

1. HDR合成

AEブラケットで1EV違いを5枚撮影。それらのRAWファイルを Photomatix に喰わせて、吐き出した結果が上の写真です。コントラストの調整により、やや非現実的(シュール)な感じに仕上げています。勿論、リアリティ重視に仕上げるのも可能です。 

倒木の樹皮をきれいに写しつつ、背景の小滝も潰したくないな〜、という意図でHDR化してみました。

で、通常の撮影と比べてどうなのか? ということですね。

2枚目は、同一撮影の写真ですが、JPEG撮って出しです。

菊池渓谷 JPEG

2. JPEG撮って出し

E-3 には、SAT(シャドウ・アジャストメント・テクノロジ)とかいう、画像処理によって白とび抑制する機能があります。が、SATを適用しても、背景の小滝が白トビしてるのは明らかですね。

菊池渓谷 RAW現像

3. RAW現像

3枚目は、撮影したRAWデータを Adoble Lightroom 1.4 で RAW現像したものです。一枚目の写真に雰囲気を近づける様に補正してますが、小滝の白飛び部分は救済できません。

このような撮影方法は、写真を撮るというより、画像データをスキャンするという表現が近い様な気がして、違和感を感じる人もいるかもしれませんね。これまで試行錯誤により、HDR合成のメリット/デメリットが分かってきたので、私としては場面に応じて上手く使い分けできそうです。