鶴見岳周回(大平山・内山) 2011.11.13

大平山への登路

1. 大平山(扇山)への登路

前日に登った古処山が少し物足りなかったので、次の日もどこかの山に登ろうと考えました。紅葉シーズンも終盤なので、標高の低いところが狙い目になります。いろいろ悩んだすえ、鶴見岳近辺を回ることにしました。車で30分くらいで登山口に着くという近場ということもありますが、昨年からの課題であった石楠花尾根を登ってみたいな〜というのが理由です。そうと決まれば、ネットで検索して、ルートを検討してみることにしました。

遠くの山に登るときは、午前3時とかに目覚まし時計をセットすることもありますが、今回はのんびりできます。朝7時に出発して、別府市内の混雑を避けるため、大分ICから別府ICまで大分自動車道を1区間だけ走行します。別府ICを出た直ぐの空き地に車を停めてから、登山開始です。

扇山山麓のくぬぎ林

2. 大平山山麓のくぬぎ林

まずは、自衛隊駐屯地を傍を登って、扇山こと大平山の山頂を目指します。青空のした、黄葉しはじめたクヌギ林を歩くのは心地よいです。大平山の登山道は急登かつ直登なのですが、クヌギの木陰のお陰で、暑さが和らぎます。

大平山からは別府湾を一望できますが、この日は空気が霞んでいて、写真も良いのが撮れませんでした。山頂でオヤツ休憩していると、鶴見岳や内山の山頂付近が雲に覆われてきました。天気予報は快晴の筈でしたが。気を取り直して、内山を目指して鞍部に降りていきます。

明礬方面への分岐があるところから、石楠花尾根に取り付きます。アップダウンが多くて酷なルートだという評判を聞いているので、心して行きます。

石楠花尾根の紅葉1

3. 石楠花尾根の紅葉1

石楠花尾根まで直ぐに気付いたのは、紅葉が傷んでいない事です。既に多くの木が落葉していましたが、地面に積もった落ち葉は鮮やかなものが多いです。

石楠花尾根の紅葉2

4. 石楠花尾根の紅葉2

上空は曇っていましたがが、雲の切れ間から太陽の光が漏れてくると、紅葉が鮮やかに輝いているように見ました。

石楠花尾根の紅葉3

5.

予想外に奇麗な紅葉に驚きました。天気が青空のままっだたら、もう一週間早く来ていたら、もっと奇麗だったろうな、と思いました。もしかして、紅葉の穴場ではないでしょうか。

噂通り、幾つものピークを登ったり降りたりして進みます。登っている最中は、高度計は見ない方がいいかも。前に見た時より高度が下がっていると、気が滅入ります。

石楠花尾根

6. 石楠花尾根を進む。山頂は霧の中。

標高1000mあたりから、シャクナゲの茂みが現れ来ます。苔生した感じは黒岳にも似た雰囲気です。

霧の中の尾根道を登り詰めていくと、縦走路に出会います。ここから内山の山頂は近くです。

内山頂上

7. 内山頂上は霧の中。

頂上は霧のため展望無し、素通りして船底へと降りていきます。

船底

8. 船底にて休憩

船底でランチタイム。風が強くて、肌寒いです。けれども、部分的に青空が見えてきてから、気分は上々!

普通はここから縦走路で鞍ヶ戸・鶴見岳を登っていくのですが、今回は大平山と石楠花尾根を登ることが目的だったので、船底新道にエスケープして、時間短縮と体力温存とします。

船底新道

9. 船底新道を歩く

船底新道も紅葉を期待していたのですが、99%落葉していました。1〜2週間ほど来るのが遅かったようです。でも、この道は好きだな〜。というより、痩せ尾根歩きが苦手なのですが... ^^;

船底新道〜西ノ窪〜神社〜旗の台と、鶴見岳山頂を避けて下山していきます。ロープウェイ乗り場から一気登山道を下っていきますと、堀田温泉の近くに辿り着きました。

堀田温泉から大平山を望む

10. 堀田温泉あたりから、大平山を望む。

ここから、別府IC前まで戻って、今回の周回コースは完結しました。なかなか達成感ある山行となりました。

来年は紅葉ピークを狙って、石楠花尾根と船底新道を歩いてみたいと思っています。

鶴見岳周回GPS

11. 鶴見周回コース ( 画像クリックで拡大 )  訂正:大分IC (誤) → 別府IC (正)

( 2011.11.13 ; 鶴見山地 ; S95 )