古処山 2011.11.12

古処山 1. 古処山の山頂より。 山の紅葉もピークを過ぎて、これからは低山巡りです。英彦山犬ヶ岳と続けざまに福岡県の山に登っていますが、古処山も福岡県の山です。古処山の周辺には秋月城址という紅葉の名所らしいですが、平地の紅葉はまだのようです。 さて、登山道近くの駐車場に車を置いて、出発です。今日は、一眼レフやらストーブやらを持たずに登ることにしたので、背中が軽いです。 九州自然歩道の入口 2. 九州自然歩道の入口 問題の九州自然歩道です。登山ガイドやネット情報によると、災害により登山道が崩壊しているらしい。「この先の通行をご遠慮ください」という趣旨の立て札が立っている。ネットによると、何箇所か橋が落ちているが、通れないことはないらしい。遠慮なく通らせてもらう。何かあっても自己責任ということ。 沢沿いの登山道を5分ほど登った頃、上のほうから家族3名のハイカーが降りてきた。道が分からなくなったらしい。危険だから別のルートから登ったほうがいいですよ、とアドバイスをしておいて、自分は前に進む。 実際に九州自然歩道を歩いてみてると、倒木がおおく、橋は3箇所ぐらい流されており、コンクリ舗装された歩道も無惨に抉りとられている。鉄砲水でもあったのかな。歩道の状態ですが、山慣れた登山者には何ともないが、年寄り子供は通行を止めてほうが良いと思われる。 古処山5合目 3. 古処山の五合目。 古処山の五合目にテーブルとベンチがあったので、ここで小休止。この上は駐車場になっており、ここまで車道が通じいる。 五合目から急登となるが、登山道はかなり荒れている。 杉林の道 4. 水舟まで、あと少し。 水舟(仏像のある水場)あたりの登山道はしっかりしている。ここから、道はなだらなかになる。 古処山のカエデ 5. 古処山のカエデ 水舟から稜線までの間、大きな楓の木が何本があったが、大半は落葉し、残った葉っぱは紅葉せずに枯れ始めているようだ。 山頂直下の分岐 6. 山頂直下の分岐 稜線付近で分岐が現れる。先に、屏山(へいやま)に行ってみよう! ツゲ原始林の案内板 7. ツゲ原生林の説明書き ここから、ツゲのトンネルを通っていく。 ツゲの葉っぱ 8. ツゲの葉っぱ ツゲのトンネル 9. ツゲのトンネル ツゲの木が整然と生えているのが不思議だったが、これらは植樹されたもののようだ。 屏山の山頂へと続く稜線の山道は、両側を木に覆われ展望はないが、気持ちのよく歩いていける。 塀山のカルスト地形 10. 所々に石灰岩の露岩がみられる 屏山の山頂 11. 屏山の山頂 いつのまにか屏山の山頂に到着。なかなか展望は良い。が、土地勘がないので、へェ〜〜としか言いようがない。屏山だけに... ;-p 少しだけ休憩し、古処山方向に戻っていく。 古処山の山頂一帯は、(植林じゃない)ツゲの原生林であり、カオス化している。 ツゲ原生林の登山道 12. ツゲ原生林の登山道 苔が絡まっていたり 13. コケの絡まったツゲの木 ほどなく、古処山の山頂に到着。上空を灰色の雲が覆っていて、スッキリしない展望である。 下山は、八丁越方面に下る。最初のうちは急な下りであるが、避難小屋あたりから、緩やかな下りとなる。 避難小屋のある広場 14. 避難小屋 往路の九州自然歩道の荒れ具合が嘘のような、歩き易い登山道で、面白みがないとも言える。 八丁越登山口に到着。ここから車道を少し歩いて、秋月街道に繋がる。だんご庵を経て、駐車場まで戻ってきた。距離は結構歩いたような気がするけど、なんとなく物足りなさを感じるな〜。 帰路、甘木ICに向かう途中に見つけた「天然温泉 卑弥呼ロマンの湯」に立ち寄る。ベタなネーミングだ ^^; けれど市街地にある温泉にもかかわらず、なんと掛け流しだ。単純泉のようだが、微かに硫黄の匂いを感じ、お湯はヌルヌル感があって心地よい。これはなんとも、いい湯だな〜。 山よりも温泉のほうが好印象な朝倉市であった ^^ ( 2011.11.12 ; 福岡県 古処山 ; S95 )