犬ヶ岳・求菩提山の縦走 2011.11.3
文化の日、天気予報では晴れの筈だったのに、自宅を出発する頃には小雨がパラパラと降っていた。福岡県のほうは晴れている筈だと、自分に言い聞かせて、大分自動車道に車を走らせた。別府湾SAでは雨が本降りになり、引き返したほうがいいかも、と心が挫けそうに。
宇佐方面まで来ると、もう雨は降っていないようだ。とりあえず安心したところで、コンビニで買い出しをして、豊前市の犬ヶ岳登山口へと急いだ。
登山口には一番乗りであった。とりえあず、紅茶を淹れてひと休み。
午前7時、出発。恐れ淵の紅葉にも興味があったが、今回、うぐいす谷ルートを選択した。それにしても、今日は暖かいし、湿度が異様に高い。汗をかかないように、ゆっくりと歩を進める。
2. 沢沿いのアブラチャンの紅葉
経読林道をトラバースして、峠まで沢の道を登っていく。この沢の雰囲気が好きなんだよな〜。
峠に出てから、高いところは得意ではないので例の鎖場は避け、巻き道を使う。犬ヶ岳の山頂付近から周囲を見渡すと、下界は濃霧に覆われているようだ。
3. 耶馬渓のあたりは濃霧のようだ
9時30分ころ、犬ヶ岳の山頂着。まだ昼飯には早いので、おやつタイムにする。山頂付近にはカエデの木が多いようだが、殆ど散っているようだ。僅か残ったカエデは、鮮やかな紅葉だった。
そこから大竿峠を経て、一ノ岳に向かう。この辺りのミズナラの自然林が黄葉するのを楽しみに来たのだが、既に落葉して色褪せていた。
宛が外れた? 来る時期が遅かったのか... う〜ん
とりあえず、一ノ岳で早めの昼食にする。休んでいる間に、野峠から来た登山者が何名が現れた。いつか野峠からの道を歩いてみたいと思う。
4. 一ノ岳にある案内板
今回の計画は、一ノ岳でUターンして、求菩提山登山歩道を歩いて、登山口まで戻ることになる。暫くは急な下りが続く。次第に周りの景色が、カエデの紅葉、ミズナラの黄葉などの美しい自然林になっていく。
5.
6. 杉ノ宿跡手前の自然林
今回歩いた感じでは、杉ノ宿跡付近の黄葉が一番きれいだった。テーブルとベンチもあるので、天気がよければ、マッタリとしていたいところ。
先に進むと、景色が杉の林に変わってゆき、虎ノ宿跡に到着。
7. 虎ノ宿跡
ここから、護摩場跡と経て、求菩提山を目指していく。前回登った英彦山と同じく、求菩提山も、かつて山伏が棲んでいた山であり、鬼や天狗の伝説も残っているのだ。
8. 求菩提山の山頂にある上宮
9. 鬼の作ったという石段。
山頂から、長い長い石の階段を降りていく。歩き辛く、ウンザリしてくる。
求菩提資料館近くの舗装道に下山し、犬ヶ岳の登山口までトボトボ歩いた。
10. 登山口付近から見る求菩提山。
期待通りに、黄葉したミズナラの自然林の中を歩くことができて、今回の登山は充実したものになりました。
ミズナラ自然林の散策を楽しむだけなら、犬ヶ岳登山口から恐淵ルートを通って一ノ岳に向かい、求菩提山の山頂はパスするのが、時間もかからず楽で良いかな〜と思います。