霧の祖母山 2010.10.23

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1. ウラ谷鼻岩の展望所

前日の天気予報では、大分県南部の天気は午前9時頃までは「晴れ」となっいてた。早朝から登れば、青空は無理でも稜線から紅葉した山肌を見下ろせるだろうと期待し、未明に自宅を発ち、尾平の登山口に向かった。

夜明前に尾平に到着。そこから見る祖母山の稜線は雲に覆われていた。ここまで来て引き返すのは勿体無いし、運が良ければ一時的にでも雲が切れるかもしれないと期待し、黒金尾根ルートから祖母山を目指すことにした。登山口と山頂の標高差は1100m以上であり、九州の山ではハードなコースの一つであるが、今までに何度も登ったルートだ。

午前6時20分頃、尾平を出発。登山口では気温16℃くらい、湿度も高い。風邪気味の喉には優しい気候ではあるが、汗をかき易いので快適とは言い難い。

標高を700mほど稼いだところで、息が苦しくなり、バテたことを自覚した。病み上がりのせいだろうか。気を取り直して、ゆっくり登ることにする。

なんとか、天狗の水場に辿りつく。水場はチョロチョロしか流れていないので、水は飲まずに、水洗いしたタオルで顔を冷やす。

暫くして稜線に出るが、一面、ガスで覆われている。それに霧に混じって、小雨が降っている。先を急ぐことにする。

途中、ウラ谷岩鼻の展望所(冒頭写真)に寄ってみるが、足下には白い霧しか見えなかった。ここから見下ろす紅葉を一番楽しみにしていたのだが...

(2年前に撮影した、ウラ谷岩鼻の写真は こちら の9、10番目です。)

霧が薄くなるのを期待し、5分ほどシャッターチャンスを待っていた。だが風が強く、身体が冷えてきたので、諦めることにした。

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2. 小判がザクザク ^^

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3.

頂上付近の紅葉は、雨で傷んだり落葉したりで、殆ど終わっていた。山頂では手早く昼食にして、直ぐに宮原(みやばる)ルートを下りにかかる。

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4.

標高をさげていくと、次第に霧が薄くなり、景色が現れてくる。

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5.

標高1300m付近は、カエデが見頃のようだ。

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6.

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7.

宮原からは、ダラダラとした退屈な下りが続く。

川上渓谷

8. 川上渓谷の吊り橋

往路の黒金尾根コースはこの橋の下を潜っていくが、復路の宮原コースは橋を渡ることになる。

14時30分、尾平に到着。下界でも小雨が降り出したようだった。

祖母山 GPSトラック

9. 祖母山の足跡 [ 左:黒金尾根ルート 右:宮原ルート ] (クリックで拡大)

( 2010.10.23 ; 祖母山 ; E-3 + ZD 12-60 )