飯盛ヶ城(いいもりがじょう) 2010.10.10

九州の山では来週の週末くらいから、本格的な紅葉シーズンが始まります。今年の秋、登りたい山は沢山ありますが、当然のことながら、使える身体と休暇は限られています。そこで、紅葉の進み具合を情報収集しながら、どこの山に登るのかを悩みながら紅葉登山のプランを練っています。

飯盛ヶ城

1. E-1 でドラマティック・トーン風に ( Photomatix Pro 使用 )

今回は紅葉登山に備えて足腰が鈍らないように〜ということで、お手軽な山を選びました。

今回のコースは、湯布院の県道(やまなみハイウェイ)沿い、金鱗湖入口付近にある由布岳の西登山口から、飯盛ヶ城を目指すことにします。この登山道は、由布岳の登山道に合流します。紅葉の時期には早いので今回は登らないでおきます。

さて、西登山口からのルートですが、杉植林地のなかをジグザクに登って高度を稼ぎます。道は程よく整備されており、キツくはないですが、展望がよくないので面白みに欠けます。

杉林を抜けると、目前には牧草地が広がっています。そこから登山道の標識に従い、ススキ野原を分け入り歩いていきます。幾つかの丘を越えていくと、湯布院の街並が見渡せます。

湯布院の街(ポジプリント調)

2. 湯布院の街並 ( LR3 ポジプリント調 )

しばらく登ると、沢の流れる音が聞こえてきました。

人字草@水場

3. 水場の人字草

登山道の途中に水場があり、その傍らに人字草が咲いていました。

ここは、大分川の源流にあたるそうです。地図で見ると、ここから谷を流れて、湯布院の亀の井別荘のあたりで金鱗湖の流れと合流しているようです。

飯盛ヶ城の取り付きにて

5. 由布岳と飯盛ヶ城との鞍部

さらに登っていくと、由布岳との鞍部にきました。由布岳の合野越えから脇道を降ると、ここに辿りつくことになります。

さて、右の斜面が飯盛ヶ城です。直登します。

飯盛ヶ城の山頂

6. 山頂

山頂の標識が倒れてますね~

由布岳の正面登山口

7. 由布岳の正面登山口

飯盛ヶ城の山頂から、由布岳の正面登山口を見渡します。駐車場も満杯そうですね。

やまなみハイウェイ

8. やまなみハイウェイ

南斜面を少し下ると、ウメバチソウやセンブリが咲いています。

センブリ@飯盛

9. センブリ

数年前にはムラサキセンブリがあったのに、このとき探してみると、皆無でした。もし盗掘されたのなら残念なことです(涙)

ウメバチソウ@飯盛

10. ウメバチソウ

下山は、途中まで同じルートを戻ります。

由布岳

11. 由布岳

朝は雲に覆われていた由布岳の山頂が、帰るときには見えてきました。この様子だと紅葉はしばらく先のようですね!

大分川源流と飯盛ヶ城

12. 大分川源流と飯盛ヶ城

途中で脇道を逸れて、大分川の沢に沿って降りて行きました。テクテクと牧野道を下っていくと、やまなみハイウェイを横切って、湯布院の町に戻ることができました。

飯盛ヶ城 GPSトラック

13. 飯盛ヶ城 GPSトラック(クリックで拡大)

( 2010.10.10 ; 湯布院 飯盛ヶ城 ; E-1 + ZD 14-54 or ZD 50 macro )