大船山朝駆け 2010.9.4-5
1. 登山ルート( 緑:往路、青:復路 )
前日の夕方に坊ガツルにテントを張り、翌朝(午前3時半)に出発し、段原経由で大船山に朝駆けしました。日の出は午前5時50分、間に合いました。下山には、ガレ場コースという初めて使うルートで一旦、鉢窪(はちくぼ)まで降下し、そこから往路の登山道に合流して、坊ガツルまで戻りました。
午前3時前に起床。テントから顔を出すと、東の空に三日月が出ている。ゴソゴソとテントの中で準備して、午前3時30分過ぎに出発。
坊ガツルから大船山には何度か登ったことはあるので迷う心配はないが、ここを夜に登るのは初めてなので、少し緊張する。
段原に到着したのは午前5時過ぎ、東の空が赤く染まり始めている。急ぎ足で山頂を目指す。
日の出前に、山頂に到着!
3. 高崎山と、製鉄所やコンビナートなど
遠く水平線辺りには雲があるが、空気は澄んでおり遠くまで見渡せる。
4. 坊ガツルを見下ろす。
あそこから登ってきたのだ
5. 北大船と米窪
この尾根一帯は、6月にはミヤマキリシマでピンクに染まり、10月は紅葉で赤く染まる。今年のミヤマキリシマは見に行けなかったが、紅葉には期待したい。
午前5時50分、日の出を拝む。行動食を軽くほおばり、下山の支度をする。
今回のもう一つ目的は、下山時に「ガレ場ルート」を試してみること。急斜面のガレ場を一気に鉢窪まで降下するルートである。登山ガイドブック等には載っていないマイナールートなので、ネットで事前調査して、ルートの起点/終点はGPSに設定してある。
6. ガレ場コースから、青空を仰ぐ
くたみ別れに向かう登山道から分岐して、ガレ場を下り始める。
7. 足元を見おろす。右下の草地を鉢窪という。
かなりの急斜面だあるが、恐怖感はあまり感じない。ただし、足捌き・ストック捌きを慎重にしないと、足場にした岩がゴロゴロ転がり落ちていく。1人の時は良いが、複数で登るときは落石に要注意である。
8. 鉢窪にて。左が大船山の山頂。中央の谷を降りきた。
ケルンや赤テープの目印を便りに、ガレ場→谷間→灌木地帯→ なんとか鉢窪に降りてきた。鉢窪は、腰の高さまで草が茂り、朝露で下半身はビッショリ濡れてしまった。鉢窪から坊ガツルに戻るルートでは、何度か迷いましたが、無事に坊ガツルに到着できました。
9. 坊ガツルにて。左の奥に見えるのが大船山の山頂。
坊ガツルで遅い朝食をとり、テントを撤収してから、吉部まで帰りました。
大船山には、他にも「展望台コース」、「南尾根コース」というマイナーな登山道があるらしい。次に大船山に登るときに試したいと思っている。
( 2010.9.5 ; 大船山 ; E-3 + ZD 14-54 )