球磨川水源〜山犬切 2010.8.22

球磨川源流

1. 球磨川源流の俯瞰 ( クリックで拡大 )

富士川最上川とならぶ日本三大急流の一つ、球磨川の源流まで登ってみよう!

ということで、先週の白鳥山の下山したのち、市房山キャンプ場でテント泊、その翌朝から登ることにしました。

キャンプ場から市房ダムのダム湖を巡り、舗装された林道を延々1時間くらい登っていくと、登山口がありました。また、登山口の近くには駐車場があり、そこでテント泊しているグループがありました。なるほど、キャンプ場に泊まるよりも朝早く行動開始できますね!

球磨川水源登山口

2. 球磨川水源登山口

さて、GPSをセットして、登山口を出発!よく整備された登山道のようです。

河原にそびえるサワグルミの大木の下を過ぎると、最初の目印の丸木橋が現れます。

球磨川源流の丸木橋

3. 丸木橋を渡り対岸へ

そこから少し歩いたところで、滝が現れます。ここで小休止。

本流の最初の滝

4. 最初の滝

滝の手前で登山道の分岐があり、危険ルートと安全ルートに分かれています。

看板

5. 危険と安全の選択

往路はガイドブックに従って「危険ルート」を行ってみました。

こちらは、谷の斜面を横切るように進むルートとなっており、足場が不安定な箇所も多く、足を滑らせると谷底まで転がり落ちてしまうので、慎重にならないと...

途中、2つ目の滝が見えるのですが、撮影ポイントを見つけることができないまま通り過ぎ、その滝の上に降りてきました。

球磨川源流部

6. 滝の上、球磨川の源流部

あと少しで、球磨川水源のようです。

水源の直下

7. 水源の直下

球磨川水源

8. 球磨川水源

ここが球磨川水源です。大きな木の下の岩の間から、奇麗な水がナミナミと湧き出ています。

冷たい水で顔を洗うと気持ちい〜!

ここをゴールにしてもいいのですが、時間の余裕もたっぷりあるので、この上の水上越という峠まで行ってみることにしました。水源より上を登るので、この先もう水場はありません。

三本のサワグルミ

9. 三本のサワグルミの木。高さ50mくらいあるんじゃないかな?

急斜面にストックを突き刺しながら登っていきます。汗がダラダラでてきます。しかし、ブナやサワグルミの大木が木陰をつくり、止まって休んでいると意外と涼しいです。

稜線付近まで登ったところで、ルートの目印である赤テープを何度も見失ってしまいました。赤い目印を探そうとすると、ヤマシャクヤクの赤い実が紛らわしくて困りました ^^;

ヤマシャクヤクの実

10. ヤマシャクヤクの実

まあ、なんとか稜線(水上越)まで到着しましたが、そこには、なんの標識もなし。そこいらで昼食にしました。

水上越

11. 水上越あたりの様子

周辺を見回すと、ブナやカエデなどの大木が多く、この尾根の道をもっと歩いてみたいな〜と思いました。GPSもあるし、水も十分ある。問題なし!

上越から七遍巡りを経て、山犬切(やまいんぎり)まで行ってみました。

山犬切

12. 山犬切の山頂

木陰が多くアップダウンも緩やかで歩き易い道でした。紅葉の時期に来てみたいな〜。

帰りのルートは、球磨川水源まで戻り、「安全ルート」のほうを降りました。ちょっと遠回りで、沢も見えなくて面白みもないですが、ほとんど手を着かずに歩けます。

下山した後は、湯元温泉で汗を流して、ひとまず体を休める。

ここから車の運転が大変なんです。人吉から高速道路を使い熊本へ、阿蘇を経由して無事に自宅に帰り着きました。

( 2010.8.22 ; 球磨川水源 ; E-3 + ZD 14-54 )