夏の祖母山(そぼさん) 2009.7.4 (1)黒金尾根〜ウラ谷鼻

祖母山 1. 祖母山、馬の背より(ポップアート) 山頂付近に咲くオオヤマレンゲを見るために、夏の祖母山に登ってきました。 登りは、尾平から黒金尾根をいくルートで、登山口と山頂の標高差は1000m以上、所要4時間以上のコースとなっています。この時期に、このルートを行くのは、暑さに弱い私にとっては無謀と思えます。ともかく、暑さが厳しくなる前に山頂に辿り着きたいと考えて、自宅を午前3時半にでて、午前5時半には、尾平登山口前に到着しました。 今回、先日発売されたばかりのデジタルカメラ、OLYPUS PEN E-P1 を持参しました。いつもは、オリンパスデジタル一眼レフを使っているのですが、山登りの際の荷物を少しでも軽くコンパクトにしたいと思い、装備に加えることに決定しました。 という訳で、以降の記事は、登山レポートではなく、デジカメの使用レポートみたいな感じになりそうな気がします ^^; 午前6時、尾平登山口を出発。山頂付近の様子は、雲に覆われてみる事ができません。 谷沿いを30分ほど歩くと、黒金尾根の取り付き地点です。ここから2時間以上、キツい登りが続きます。前半は風が殆ど無く、蒸し暑さで汗でビッショリです。黒金尾根の登りの後半では、霧につつまれ空気もヒンヤリですすが、霧に濡れたスズタケに覆われた登山道を進むうち、ずぶ濡れ状態になってしまいました。天狗の水場を過ぎたあたり、霧のブナ原生林、苔むした岩場など、絶好のシーンがあったのですが、疲れていたし、カメラが濡れるのが嫌なので、素通りです。 午前9時、黒金尾根を突き上げ、「天狗ノ分かれ」着。 山頂は、まだ先ですが、ここら付近で休憩します。初めはガスで覆われ何も見えなかったのですが、おやつのドーナツを齧っていると、次第に霧が晴れて来ました。食べかけのドーナツはひとまず脇において、ザックからカメラを取り出します。ここから、アートフィルター祭りの始まり〜! 祖母山、ウラ谷鼻(1) 2. 祖母山、ウラ谷岩 (Aモード) ※クリックで拡大します 上の写真は基準となる一枚で、標準のA(絞り優先)モードで撮影したものです。レンズは17mmのパンケーキです。 祖母山、ファンタジックフォーカス 3. ファンタジック・フォーカス ※クリックで拡大 祖母山、ラフモノクローム 4. ラフモノクローム ※クリックで拡大 ファタジック・フォーカスは、霧で包まれた様な雰囲気がいいですね?!ラフモノクロームは、、、冬山で使うといいかも。 次は、マルチアスペクトの合わせ技を使ってみます。オリンパスのデジカメでは、標準のアスペクト比(写真の縦横の比率)は4:3なのですが、撮影時に上下または左右を切り出して、表示・撮影する機能で、16:9(ハイビジョンテレビ)、3:2(35mmフィルム)、6:6(正方形;ハッセル?)などが選べます。コンデジでは一般的な機能だと思いますが、一眼レフではマイナーな機能とおもいます。 ウラ谷鼻、トイフォト 5. トイフォト 6:6 ちなみに、上の写真の岩場は、ウラ谷鼻と言います。展望所があるので、後で立ち寄ります。 祖母山、ポップアート 6. ポップアート 16:9 写した写真をハイビジョンテレビで鑑賞するなら、こんな感じがいいかな。また、単焦点レンズでもアスペクト比を変える事で、表現が違ってくるのは面白いです。 ウラ谷鼻とヤマボウシ 7. ウラ谷鼻とヤマボウシポップアート) アートフィルターの中で、ぼくが一番使いそうなのは、「ポップアート」です。高コントラスト、高彩度で、ポジフィルムのベルビアのような絵造りかな?と思いました。 ウラ谷鼻の展望所へと、場所を移動します。昨年の秋に登った時は、ここから見下ろす紅葉した風景に感動したものです。さて、夏の景色はどんなでしょうか。 ウラ谷鼻の看板 8. ポップアートしてるね〜 パンケーキ(17mm f/2.8)から、ズームレンズ(14-42mm f/3.5-5.6)にレンズを交換して撮影しました。こいつは、ズームレンズとしては超小型なのですが、E-P1に装着するとやや重くてバランスが良くない様な気がします。沈胴式も、コンパクト化の為には止む得ないとしても、ちょっと面倒くさいです。 ウラ谷鼻の眺め 9. ウラ谷鼻の眺め(ポップアート 16:9) 絶壁の上からの撮影で、腰が引けています [ふらふら] ウラ谷鼻より 10. ポップアート 岩場に、一輪の花が咲いているのに気が付きました。 XXXギボウシ 11. ギボウシ? (ポップアート) 某誌に、祖母山固有種のギボウシがあると書いてありましたが、これのことでしょうか? つづく。 (PEN E-P1 + M.ZD 17mm , M.ZD 14-42mm)

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