三俣山北峰のシャクナゲ 2009.5.22

三俣山のシャクナゲ

1. 本峰直下に咲くツクシシャクナゲ。背景は北峰です。

都合により今日は休日となったので、以前から興味のあった三俣山のツクシシャクナゲを見に行く事にしました。

昨日の天気予報では今日は晴れ、それを疑いもせず、朝7時に長者原に到着。シトシト雨が降ってる。。。雨中の登山をする気概はないので、30分ほど待って見るが、雨の止む気配なし。携帯電話で天気予報をチェックすると、午後3時から晴れる、とある。時間つぶしに男池に向かい、かくし水まで散策して、森林浴。天気回復の気配を感じてたので、長者原まで戻って様子をみることにしました。

当初の予定では、長者原〜スガモリ越え〜三俣山〜雨が池〜長者原というルートで考えていました。しかし、出発時刻が大幅に遅れた事、また雨で登山道がぬかるんでいるだろう、と言う理由で、大曲登山口から三俣山北峰までの往復ルートへと、安易に計画変更し、登山決行。

午前10時前、大曲登山口を出発。

はじめのうち少し雨が降ってましたが、直ぐに雨は上がり、スガモリ越えから三俣山に登る頃には、晴れ間が見え始めました。

大船山、三俣山の中腹より。

2. 中腹より、大船山を眺める。

休憩ミニマムで歩き続けて、三俣山本峰の山頂に到着。この頃は、再びガスの気流が強くなり、周りの景色は見えなくなっていました。

三俣山本峰山頂

3. 三俣山本峰(最高峰)

大鍋小鍋の御鉢巡りのルートで、本峰から北峰に向かいます。お目当てのツクシシャクナゲは、この辺りに多く咲いています。

本峰から下るルートは急斜面で、前日からの雨のせいでズルズル滑り易く、苦労して降りて行きます。途中の岩場のテラスで、少し休憩。本峰斜面のツクシシャクナゲは、今が見頃のようでした。

ツクシシャクナゲ@本峰斜面

4.

ツクシシャクナゲ@本峰斜面

5. 本峰直下に咲くツクシシャクナゲ

雨に濡れて瑞々しいのが、良い感じでした。

ツクシシャクナゲ@本峰

6.

本峰と北峰の鞍部から、大鍋の底に降りる事ができます。

大鍋と北大船山

7. 大鍋(手前)と、ミヤマキリシマの咲く北大船山(右手奥)

12時20分ころ、鍋の底で、昼食タイム。天気予報通り、しだいに青空が広がってきました。

ツクシシャクナゲ@大鍋

8.

大鍋の底のツクシシャクナゲは、傷んでいるのも多いですが、見頃の花も沢山ありました。

ふたたび御鉢巡りのルートに戻って、北峰頂上を目指します。

北峰のシャクナゲは殆ど終わっており、ミヤマキリシマやイワカガミが見頃となっていました。ここらは日当りがいいのでしょうか。

三俣山北峰山頂

9. 北峰山頂

北峰山頂より、長者原方面

10. 北峰からの景色。長者原方面。

北峰から南峰に至る尾根の道は、平治岳、北大船山大船山が連なる景色が素晴らしい。

平治岳と、北大船山の中腹は、ミヤマキリシマのピンクに染まりつつある。あと1週間もすれば、見頃だろうか。今年は、坊ガツルにテント泊して平治山か大船山に登りたいと思っている。

平治岳、北大船山、大船山

11. 左から平治岳、北大船山大船山

南峰付近のシャクナゲも殆ど終わっていた。

南峰のシャクナゲ

12. 南峰のシャクナゲ。背景は北峰。

15時30分、南峰山頂に着。今年の春、登山者の不注意による山火事で、山頂付近のミヤマキリシマ群生が消失している。

南峰からの景色

13. 南峰の景色。下部が焼け野原。

それにしても今日は、空気が澄んでいる。朝の雨で諦めず、登った甲斐があったというもの。

もう遅い時間なので、イワカガミとか、マイヅルソウなどのマクロ撮影は諦めて、急いで山を降りる事にする。

初夏の三俣山

14. 初夏の三俣山@硫黄山道路

17時、大曲登山口に到着。

( E-3 + ZD 14-54/2.8-3.5 or ZD 40-150/4.5-5.6 )

三俣山