オオキツネノカミソリ@犬ヶ岳
キツネノカミソリは、ヒガンバナに似た花です。春に球根から剃刀のような葉を茂らせて、一旦枯れてしまいます。7月から8月に掛けて、茎を伸ばして、オレンジ色の花を咲かせます。
オオキツネノカミソリは、キツネノカミソリよりも花が大きく、長く突き出るオシベが特徴です。九州の自生地としては、多良岳や犬ヶ岳が有名です。
1.
昨年、犬ヶ岳にオオキツネノカミソリを見にいこうとしたのですが、体調が悪かったり、天気が悪かったりで、機会を逃してしまいました。
というのが前置きで、犬ヶ岳に向けて早朝に出発し、120kmもある道程を車で走り、求菩提に登山口に向到着しました。今年の5月に犬が岳に登っているので、オオキツネノカミソリの群生地はおよそ分かってます。右コース、左コースのどちらにも群生地があるのですが、今回は右コース(恐淵方面)を選びます。
登山口の出発は午前7時40分、それから40分ほど歩いて、杉の植林地を過ぎたところ、登山道の周囲の薄暗い林の地面が、オレンジ色に発光してるような感じ(いいすぎかも)に見えてきました。
2.
数十メートルにわたり、登山道の両側にオオキツネノカミソリの花がビッシリ咲いています。
3.
周囲は薄暗いかったので望遠レンズで撮影すると、結構な割合で手ブレてました。暑さで集中力が欠けていたのも原因かもしれませんね〜。(帰宅後に写真をチェックしてみると、気に入った構図のものは、尽く手ブレしてたり、絞りが足りなかったり... ^^;)いずれにせよ、三脚を持ってこなかったのは後悔してます。
4.
5.
6.
今回は、オオキツネノカミソリだけが目的なので撮影が終えると、来た道を戻ることにします。登山口に着いてから気付いたのですが、ズボンの裾が黄色く汚れてました。なんだろ〜と考えて見ると、どうやら花粉のようです。この花は、カメラマンや登山者によって受粉するんかもな〜 ^^
で、このまま帰宅したのではガス代と高速代が勿体ない。折角なので、近くの低山を一つ登っていくことにしました。
つづく。