犬ヶ岳(いぬがたけ) 2008.5.11
最近、すっかり山ブログとなってる、私のブログですが、またもや、週末は山登りにいってきました。
九州で5月中旬といえば、ツクシシャクナゲ鑑賞登山ですね。大分県と福岡県にまたがる、犬ヶ岳(標高 1130.8m)では、山頂付近の尾根道がシャクナゲのトンネルとなるほど、見事な咲きっぷりを見せるそうです。しかし、今年は九州のシャクナゲは裏年といわれ、どこの山でもシャクナゲの蕾が少ないようです。過度の期待はしないで、とにかく登ってみることにしました。(九州百名山 難易度 ★★)
1. 犬ヶ岳。下山後の帰路に撮影。
前日の土曜日は雨でした。今朝も朝から小雨でしたが、午後から晴れの天気予報を信じて、宇佐別府道路経由で中津に至り、そこから山間部に入っていきます。
午前8時30分、求菩提の登山口から、うぐいす谷を登ります。
しばらく林道歩きの後、山道に入ります。雨のせいで泥濘になっており、歩き難いです。
また、山全体にガスが掛かり展望は殆どありませんが、雨に濡れた新緑が強烈に鮮やかです。
2. 霧のアブラチャン
10時25分、アブラチャン(クスノキ科)の林を抜けて、笈吊峠に到着。
ここから笈吊岩を登る鎖場があります。ルートは2つあるのですが、雨に濡れて危なそうなので、簡単そうな鎖ルートを選びます。年配の登山者が多く、鎖場は渋滞してました。
岩場を抜けると、シャクナゲの密度が濃くなります。尾根道はトンネル状にシャクナゲの木が茂っていますが、やっぱり今年は、花の数は少ない様な気がします。
雨に濡れたシャクナゲは透明感があって奇麗なのは言うまでもありません。しかし私は既に、神角寺で満開のシャクナゲを満喫済みなので、感動もいまひとつ盛り上がらないのでした。おまけに、泥濘で転びそうになって、カメラ(E-3)を泥だらけにしてしまったので、テンション下がってきました (--;)
5. 犬ヶ岳の山頂。
11時45分、とりあえず、山頂に到着。
「犬ヶ岳」の名前の由来を記した看板が隣にあったのですが、撮影するのを忘れました(汗)。ここに何かの神霊を奉っており、石楠花は神霊に捧げる花なのだそうです。
山頂は、シャクナゲ鑑賞登山のパーティで大賑わいでした。私はテンション低いまま、食事を簡単に済まし、山頂の喧噪を避けて、早々に出発しました。
6.
山頂から一の岳までのルートは歩きやすく、また、原生林の新緑につつまれて、次第に機嫌も良くなってきました ^^
7.
12時40分、一の岳に到着。ここからの見晴らしは良いそうですが、今日は相変わらずガスで何も見えません。ここでは、雨に濡れたミツバツツジが奇麗だったので、しばらく撮影に熱中していまいました ^^
8,9. 一の岳のミツバツツジ
一の岳から大竿峠まで引き返し、ここから谷を下ります。経読林道を過ぎた辺りから、何箇所か鎖場が出現します。それほど難しいコースではないのですが、慎重に下っていきます。
10.
11. 鈴の中尾の滝
幾つかの滝を見ることができます。三脚がないので、手持ちでスローシャッターを切ってみましたが ...
12. 恐淵の新緑
15時40分、下山完了。
のんびりと7時間近くも山の中を歩いたことになります。コースが長いので多少しんどいですが、変化に富んだ、楽しい山行となりました ^^
そして、帰りには求菩提温泉に立ち寄りました。冒頭の犬ヶ岳の写真は、その後、撮ったもの。
また、中津から求菩提に至る県道32号沿いには、あちこち麦畑がありました。
13. 麦畑
麦焼酎になるんかな~ ^^
( E-3 + ZD 12-60mm or ZD 50-200mm )