二ツ岳(ふたつだけ) 2008.5.3

九州百名山の旅シリーズ、

今回はゴールデンウィーク後半ということで一泊二日の遠征を企画しました。

一日目に登る山は、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある、二ツ岳(標高 1258m)です。天照大神の神話で有名な「天の岩戸」の近くにあります。難易度は、★(初心者向け)。名前を聞いたことが殆どないので、マイナーな山のような気がします。

二ツ岳

1. 神話の里にそびえる、二ツ岳

ガイドブックによれば、山頂付近で満開のヒカゲツツジが咲くそうです。その他、アケボノツツジミツバツツジも楽しめるとあります。

今回は無理をせず、朝5時に自宅を出発し、高千穂の道の駅に7時半、二ツ岳の登山口(林道終点)に到着したのは8時半頃でした。

8時40分、登山開始。

はじめは杉林の中を登っていきますが、次第に広葉樹林に変わっていきます。登山道もしっかりしており、迷うことはありません。途中、中腹にもヒカゲツツジがひっそりと咲いていました。ヒカゲツツジを見るのは初めてです!ただ、この辺りに咲くツツジは見頃を過ぎていたので素通りしました。

1時間くらいすると、登山道を横切る林道にでます。今日の空は快晴で、天気予報では最高気温が27℃ということで、かなり汗ばんできました。

200mくらい林道を歩くと、再び登山道に戻ります。この辺り、ミツバツツジが少し咲いていました。

急な斜面を登って行くと、あちこちで、ミツバツツジがクリーム色の花を咲かせています。ヒカゲツツジという名前から、岩陰でヒッソリと咲くツツジという先入観がありましたが、そうでもないようですね ^^

ヒカゲツツジ@二ツ岳

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ヒカゲツツジ@二ツ岳

3.

ヒカゲツツジ群生

4. 群生

ヒカゲツツジをマクロで

5. マクロで

ヒカゲツツジを美しく撮るのは難しいなぁ〜、と思いました。今回は、荷物の軽量化のため安いレンズしか持参しなかったので、レンズのせいにできますね ^^;

ピンク入りのヒカゲツツジ

6. ピンク入り

すこしピンクの入ったヒカゲツツジもありました。突然変異なのかな。

撮影を終え、引き続き山頂を目指しますが、二ツ岳は双耳峰なので、山頂が本峰と南峰の二つあります。先ずは,標高が2m高くて、展望が良いといわれる南峰(標高 1260m)に向かいます。山頂付近では、アケボノツツジが満開です。

二ツ岳の南峰

7. 二ツ岳南峰 1260m

南峰に到着、そして、他の登山者たちとアケボノツツジの見事さを称え合いました ^^

二ツ岳のアケボノツツジ

8. アケボノツツジの定番ショット

早めの昼食をすませ、アケボノツツジの撮影を始めます。アケボノツツジの木は、崖や急斜面に生えていることがおおく、また樹が高くなるので、撮影場所には苦労するのですが、二ツ岳は撮影しやすい場所が幾つもあります。

アケボノツツジ@二ツ岳

9.

アケボノツツジ@二ツ岳

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アケボノツツジ@二ツ岳

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アケボノツツジ@二ツ岳

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満開のアケボノツツジを、ピンクの蝶の乱舞に例える人もいますが、それに納得です!

アケボノツツジ@二ツ岳

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また、山頂付近からは、五葉岳や鹿納山など大崩山系の山々が谷を隔てて見渡せます。

二ツ岳からの展望

14.

11時過ぎ、暑さが酷くならないうちに下山。その頃には、多くの登山者がすれ違い登ってきました。

お手軽にアケボノツツジヒカゲツツジを鑑賞するには、二ツ岳はお勧めです!(断言)

下山後に、天岩戸神社に参拝する予定でしたが、その日にはお祭りがあったらしく、神社周辺は渋滞していました。今回は天岩戸神社の参拝はあきらめ、一旦、天岩戸温泉で汗を流した後、次の目的地に向かうことにしました。

延々とコーナーの続く酷道265号で、九州の秘境といわれる椎葉村を走り抜けました。登山よりも、車の運転のほうが疲れたような気がする...

上椎葉ダム

15. 上椎葉ダム

目的のキャンプ場に辿り着いたときには、午後5時を過ぎていました。

つづく。

( E-420 + ZD 12-42mm, 40-150mm, 35mm MACRO )

二ツ岳