元越山(もとごえさん) 2008.4.20

GWに備えて足腰を鍛えなければ、と俵山に続けて、新たに九州百名山に挑みました。 大分県佐伯市にある、元越山です。標高 581.5 m で、難易度は ★ (初心者向け)の山です。 今回は、元越山の北西、中野河内にある登山口からアプローチしました。登山口のある場所は、国道388号線から看板があるので、直ぐ分かりました。登山者向けに駐車場、仮設トイレや水道が用意されており、便利ですよ! 元越山登山口 1. 中野河内の登山口 ダブルストックも持参していたのですが、この山には似合わないと思い、登山口前にある、竹の杖をお借りしました。 9時35分過ぎ、登山開始。 登山口付近は竹林になっていますが、直に、薄暗い雑木林と杉の植林の道かわります。下草として生えているは、シダ類が殆どで、スミレなど野草は見当たりません。しかし、暫らく歩くと、ツツジヤブツバキの花が目を楽しませてくれるようになります。 登っている間は、周囲の展望は殆ど望めませんが、山頂からの展望は、地球が丸いのが分かるほどの光景だそうです。天気も良く、木々を抜ける風は爽やかで、殆ど汗を掻くことなく、山頂までの距離を縮めていきます。 元越山の展望 2. 山頂からの展望 おー、地球が丸いぜ! 冗談はさておき ^^; 写真の右下に見える石碑には、四方の山々の展望図と、元越山を愛したという作家の銘文があります。 展望図(東方) 3. 石碑 碑文は ここ ↓ に書き出しました。 国木田独歩、知ってますか?私は知りませんでした。
山巓(さんてん)に達したる時は、四国の光景余りに美に、余りに大に、余りに全きがため、涙下らんとしぬ。
ただ名状し難き鼓動の心底に激せるを見るなり。
太平洋は東にひらき、北に四国地手にとるがごとく近く現れ、西および南はただ見る山の背に山起こり、山の頂に山立ち、波のごとく潮(うしお)のごとく、その壮観無類なり。
最後の煙山(えんざん)、ついに天外の雲に入るがごとき至りては・・・・
国木田独歩 「欺かざるの記」 より
山頂一帯は芝生の広場になっており、360度の風景を肴に、ビールを飲んで昼寝をしたいほどの気持ちよさです。 が、今回は寂しく、コンビニのおにぎり2個で昼食を済ませました(涙)。 鶴見崎 4. 鶴見崎。 また、今回登ったルートとは反対側(色利登山口)から登るルートもあるようなので、今度はこちらのルートも試してみたいですね。もちろん、ビールを担いで。 下山も同じルートを使います。時間はたっぷりなので、いろいろ写真を撮りながら、山を下りました。 ヤブツバキ落花 5. ヤブツバキ ( 25mm f/3.5 ) 羊歯 6. シダ ( 25mm f/2.8 ) ヤブツバキと羊歯 7. 羊歯と藪椿 ( 25mm f/3.2 ) ツツジ@元越山 8. ツツジ 28mm f/3.5 ツツジ@元越山 9. ツツジ ( 8mm f/4.5 ) ツツジ 10. ツツジ ( 25mm f/4.0 ) 登山道の脇に、銀竜草(ギンリョウソウ)を見つけました。 銀竜草 11. 銀竜草 ( 25mm f/6.3 ) 銀竜草 12. 銀竜草 ( 8mm f/7.1 ) 単焦点レンズは楽しい♪
E-420 + ZD 25mm F2.8 or ZD 8mm F3.5 FISHEYE etc

元越山