冬の南九州ツアー(1) 出水のツル渡来地
わたしが大分に赴任して10年以上経ちますが、冬の12月〜2月の間は、自分で車を運転して県外に出ることは殆どありませんでした。この週末、ふと思い立ち、行き当りばったりで南九州を回ってきました。
その様子を(バイクじゃないけど)ツーリングレポートにしてみました。
出発は土曜日の早朝。雪の降る阿蘇を無難に通過。熊本ICから八代ICまで九州自動車道を走行。ちゃっかり、ETC通勤割引を適用。
その後、しばらく国道3号線を走行する。途中、道の駅「たのうら」で、ポンカン、デコポン(不知火)を購入した。田浦地区は、甘夏の発祥の地だそうで、さまざまな柑橘類が栽培されているようだ。道の駅の売店では、生産者が甘夏などの柑橘類の試食品を提供しており、それらを味見してから買うことができる。
さて、案内板に導かれて、最初の目的地に向かう。看板に従って、田園地帯の中で右に左にハンドルを切って行く。
2. 出水のツル観察センターより。( F31fd )
出水市のツル渡来地では、越冬のため渡来した1万羽を越える数のツルの群れを観察することがきる。出水平野の田んぼの真ん中に建てられた、ツル観察センターの展望台(有料)に上がれば、ガイドの説明を聞きながら、渡来地の全体を見渡せる。ツルの撮影だけが目的なら、展望台に上がる必要ない。農作物に被害をださないため、ツル観察センターの前で毎朝、餌を撒いているようであるが、ツルがこれだけウジャウジャいると絵にならない。
3. ( E-3 + ZD 50-200mm + EC-20 )
4. ツルの舞 (マナヅル)
5.
すこし離れた田んぼにもツルはいるので、そちらを狙った方が自然な感じで撮れると思う。また、ツルは、夫婦と子供2羽という4羽の家族で行動することが多いそうなので、それを考慮してみると良いかも。
6. ナベツル
7. マナヅル
ちなみに、出水市で多く見られるツルは、ナベツルやマナヅルである。北国で見られる様な、丹頂鶴はいないようだ。
8.
また、飛翔写真も狙ってみたが、納得できる成果はなし。レンズ(ZD ED 50-200mm)のオートフォーカスが遅いせいにしたいが、原因の大半は、わたしの技術と経験不足によるものだろうね。
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つぎに訪れたのは、南さつま市(旧 加世田市)のある集落。
9. ( F31fd )
手前の空き地は、昔、祖母が住んでいた家があった場所( 廃墟といえるか ? )。五右衛門風呂や防空壕など、当時の面影は殆ど残っていない。
奥にみえる工場みたいな建物は、本坊酒造の蒸留所。最近では、焼酎「黒桜島」を見かけるかな。
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この後、翌日の登山に備えて、温泉で有名な指宿(いぶすき)に向かった。
指宿では東シナ海への日没を見たかったが、生憎の曇り空で叶わず。温泉「殿様の湯」で体を温め、道の駅にて車中泊となった。
・E-3 + ZD ED 50-200mm F2.8-3.5 + EC-20
・FinePix F31fd