天狗ヶ城の夜明け (4) ノリウツギを撮りながら降る。

8月13日。
雲海、日の出、ブロッケンをカメラに収め登山の充実感に満たさると、
今度は急に腹が減ってきた。
コンビニの弁当を胃の中に押し込んだ。

日が高くなる前に下山するつもりだったので、
来た道を戻ることにした。

天狗ヶ城の中腹で一服。
御池の湖面が白から翡翠色に見事なグラデーションをみせていた。

久住別れの辺りまで来ると、すれ違う登山者が増えてきた。

星生山辺りにくると、再びガスが現れ始めていた。
白いノリウツギの花と、白い霧がいい感じであった。

その後は、日差しが暑くなる前に、
なんとか牧ノ戸までたどり着くことができた。

完。